フローリングをキレイに長持ちさせる正しいお手入れ方法【決定版】

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自然の温もりや飽きのこないデザインやサラサラとした足ざわりなどで人気のフローリング。

木質系の床材を総称してフローリングと言いますが、現在は住宅の床材として一般的なものとなりました。

今回は、そんなフローリングの特徴や正しい使い方&お手入れ方法などを紹介します。

木製フローリングの特徴

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1.フローリングは生きている

木製品であるフローリングは天然素材であるため、季節や自然環境、温度や湿度によって多少の伸縮が生じます。

つまり、加工された後も生きて呼吸をしているんですね。

梅雨から夏にかけて湿気が多い季節は、木材に含まれる水分量が上がり、フローリングは伸びます。

逆に冬場に乾燥すると水分量が減り、フローリングは縮みます。

このように、フローリングは一年を通じて伸び縮みするため、フローリングの間にすき間が空いたりすることがありますが、木材の特性として理解して使用しましょう。

また、伸縮によって継ぎ目部分がすれて音が発生することもありますが、これも天然素材であるがゆえの特性なので、使用上特に問題はありません。

ただ、床暖房を使ったり水気の多いお手入れを行うと、伸縮が激しくなり、フローリングを消耗させることになってしまいます。

2.色の変化も味わいのひとつ

天然の木材を使用しているフローリングは、日光に当たって色が濃くなる「変色」や、色があせる「退色」が起きることがあります。

光が当たる箇所と当たらない箇所の色合いに差が生じる現象です。

特に、着色したフローリングよりもクリア仕上げのものの方が色の差が目立ちます。

窓際など直射日光が当たるところは、カーテンやブラインドで光を遮るように気を付けましょう。

しかし、経年での色の変化は天然木ならでは美しさ、味わいがあります。

あまり色ムラを気にせず、変化を楽しむのがオススメです。

最近では、表面にオレフィンなどの化粧シートを貼ったフローリングも出ています。

こちらは日焼けの心配がありませんので、変色・退色がどうしても気になる方にオススメです。

フローリングの種類を知ろう

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フローリング材は大きく分けて、単層フローリングと複合フローリングの2種類に分かれます。

単層フローリングは1枚の板で製作するもので、複合フローリングは合板等の板材を重ね、表面に薄い化粧単板を貼って仕上げたものです。

さらに、表面の塗装の有無・塗装の種類によってお手入れ方法やワックスの種類も変わります。

ご自宅のフローリングは、どのタイプなのか見極めましょう。

1.単層フローリング(無垢材)

本物ならではの重厚感や温かみが単層フローリングのメリットです。

本来は店舗の重歩行用の床に使われるのが一般的でしたが、自然派志向のブームによって住宅での人気も高まっています。

湿度や室温変化によって水分を吸・排出する調湿機能が高く、環境の湿度に応じて伸縮する天然木の特性が強く表れます。

そのため、すき間が生じやすい点がデメリットと言えます。

自然素材のため製品にばらつきがあり、節や皮が入り込むことがありますが、自然の味わいとして楽しみましょう。

また、樹種によって硬さが違います。

ナラ・ブナ・オークなどは、硬く傷がつきにくい素材です。

スギ・ヒノキなどの柔らかい素材は傷がつきやすいですが、転倒時のショックを和らげる効果があります。

住宅には、比較的柔らかめの足ざわりの良い素材がオススメです。

2.複合フローリング(合板)

複合フローリングは単板を重ね合わせているため、膨張や収縮 、ねじれ、反りなどが生じにくく、施工性が良いというメリットがあります。

表面の化粧単板の厚さによっては、無垢材にも負けない風合いを出すこともできます。

また、板材の組み合わせや塗装方法で耐水性や汚れ防止、耐傷性など、さまざまな性能を付加することができます。

素材や色、価格など商品バリエーションも豊富です。

クッションをつけて遮音機能を高めた製品や、床暖房対応機能など、利用目的に合わせた高機能製品は複合フローリングならではと言えます。

また、最近増えているのがオレフィンシートなど、表面に樹脂シートを張り付けたタイプです。

柄は木目だけでなく大理石調のものまであり、デザイン性が豊富です。

印刷技術の向上により本物の木と見分けがつかないほど美しく、日焼けなどの劣化もないため、新築マンションやリフォームで多く使われています。

3.ウレタン塗装と自然塗料

塗装には着色だけでなく、フローリングの表面を保護したり汚れ防止を防止したりする役割があります。

住宅で一般的なものはウレタン塗装で、表面にウレタン樹脂の薄い塗膜を作ります。

「UVウレタン塗装」とは、工場での乾燥時間を短縮するために通常のウレタン塗料に紫外線で硬化する成分を含ませたもので、乾燥時間は短い分、薄く均質な塗膜になります。

表面をコーティングするウレタン塗装は、ツヤが出るため汚れがつきにくく、お手入れもしやすいのが特徴です。

一方、無垢材のフローリングには、表面に塗料やワックスなどを施していない無塗装の商品もあります。

そのままの状態で使用すると汚れやシミがつきやすいため、無塗装のまま使用するのは住宅には不向きです。

無塗装のフローリングは、オイルや蜜蝋ワックスなどの浸透性の自然塗料を使って保護することをオススメします。

これなら、木の質感を損なわず自然の風合いを楽しむことができます。

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フローリングメンテナンス法

フローリングは、毎日お手入れしていますか?

日ごろのお手入れはゴミやホコリを取り除き、乾いたモップや雑巾でのから拭きで十分です。

から拭きで掃除機では取りにくいホコリが取り除かれると、フローリング本来の美しいツヤを取り戻すことができます。

なお、薬品のついた科学雑巾やモップは変色の原因になるため、できるだけ使用しないようにしましょう。

もし使用するなら、ドライタイプのものを使いましょう。

ウェットタイプの製品は、注意書きを十分に読んで使用してくださいね。

また、フローリングは水に弱いので、市販の高温スチーム洗浄機はNGです。

汚れがひどい場合は、から拭きでゴミやホコリを取り除いた後、固く絞った雑巾で拭き取りましょう。

必要に応じて、住居用の中性洗剤を含ませた雑巾を使用するのもオススメです。

ただし、濡れ雑巾を頻繁に使用するとフローリング表面にひび割れが発生したり、継ぎ目から水分が入ることで膨れやすき間、表面の剥がれが生じることがあるので気をつけましょう。

床暖房を使用している場合は床暖房のスイッチを切り、フローリング表面が冷えてから水拭きを行うよう注意しましょう。

フローリング表面のひび割れや変色、床暖房パネルの故障の原因になってしまいます。

正しいワックスのかけ方

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ワックスには、フローリング表面の保護やツヤ出しの効果があり、フローリングを美しく保つのに効果的です。

半年に1回上塗りすると、美しさが長持ちすると言われています。

ただし、フローリングの中にもワックスフリーの製品やワックス禁止製品がありますので、十分に注意してください。

ワックスには水性ワックスと油性ワックス、水性樹脂ワックスがあります。

水性ワックスは無塗装品・白木に、油性ワックスはオイルステン仕上げの床に、樹脂ワックスは塗装した床に使用します。

住宅で使用する複合フローリングには、主に水性樹脂ワックスを使用します。

フローリングのメーカー指定のものを使うとより安全ですよ。

ここで、ワックス掛けの手順を解説します。

1.天気の良い日を選ぶ

風通しを良くするため、天気の良い日を選びましょう。

室温が5度以下や床面が冷たい時、雨天で湿度が高い時は避けるのが無難です。

ワックスがけの前後には、化学雑巾も使用しないでくださいね。

2.フローリング表面のゴミ、ホコリ、汚れを取り除く

日ごろのお手入れで化学雑巾やモップを使用している場合は、ワックスのハジキや白化の原因になってしまいます。住居用の中性洗剤で油分を落としましょう。

3.水拭きする

水拭きする時は、雑巾を固く絞りましょう。フローリング表面の住居用洗剤分を完全に拭き取ります。

4.完全に乾かす

乾かすことは重要です。

水滴なども残さず、完全に乾燥させましょう。

5.ワックス塗布

ワックスを塗るときは直接フローリングに流さず、きれいな雑巾にワックスを含ませ、しずくが落ちない程度に絞ります。

木目に沿ってムラなく塗るのがコツですよ。

6.完全に乾かします

ワックスを乾かすときは、完全に乾くまでフローリングの上を歩かないようにしましょう。

約20~30分乾燥させるのがベストです。

乾燥が不十分だと、ワックスがきれいにのらなかったり、白化の原因になってしまいます。

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長持ちさせるためのポイント

フローリングを長く美しく保つためには、「水気」と「乾燥」に気を付けます。

ヒーターやエアコンなどで長時間フローリングを暖めると乾燥し、ひび割れの原因になってしまいます。

加湿器を利用して、適度な湿度を保つ工夫をしましょう。

また、フローリングの床に直接ホットカーペットを使用するのはNGです。

カーペットの熱で、反りやひび割れ引き起こす恐れがあります。

どうしてもやむを得ず使用する場合には、ホットカーペットの下に断熱性の高いマットを引き、高温で長時間使用しないよう気をつけましょうね。

また、水をこぼしてしまった時は、すぐに拭き取るようにしましょう。

植木鉢は直に置かず、必ず水受け用の皿などを敷きましょう。

キッチンや洗面所などは、マットなどを敷いて直接水がかからないようにすると良いです。

窓や縁側は、雨の吹き込みや結露による水滴に注意しましょう。

フローリングは重いものを置いたままにすると、へこんでしまうおそれがあります。

ピアノや書棚などは専用のインシュレーターなどを置き、重さを分散させるよう工夫しましょう。

傷がついてしまったら…

傷がついてしまっても、慌てずに対応しましょう。

無塗装やオイル塗装の製品の場合、少しのへこみであれば濡れタオルを置き、その上にスチームアイロンを30秒ほどかけることで修復できることもあります。

ただし、フローリングが水気を吸ってシミになる可能性もあるので、濡れタオルは必ずきれいな水で濡らし、水分を固く絞って使用しましょう。

また、ホームセンターに行くと、「床材用補修カラー」や「補修液」などが売っていますので、浅い傷はDIYで補修することが可能です。

意外と簡単なので色を合わせて購入し、自分で補修してみましょう。

着色してあるロウを熱で溶かして補修するキットもあります。

こちらは少し難易度が高めですが、きれいに補修されるのでぜひチャレンジしてみてくださいね。

フローリングの傷は目立ちやすく、一度付いたら気になってしまうものです。

出来れば、あらかじめフローリングに傷がつかないようイスやテーブルの脚にはフェルトや柔らかいゴムキャップなどをつけて、直接こすらないよう保護しましょう。

キャスター付きのイスや家具が通る部分には、カーペットを敷いておくこともオススメですよ。

フローリングリフォームのポイント

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フローリング表面の反りや剥がれが目立ってきたり、きしむようになってきたらリフォームのタイミングです。

複合フローリングでは、表面の化粧板の傷み具合が目印になります。

単層フローリングでも、床のたわみや床鳴りが起こるようになったら、下地ごとのリフォームが必要だと思っていいでしょう。

だいたい15~20年を目安に張り替えを検討するのがオススメです。

ここでは、リフォームする場合のポイントを紹介します。

1.フローリングを剥がすか、重ね張りするか?

フローリングリフォームのやり方としては、既存のフローリングをすべて剥がして新しいものに張り替えるやり方と、既存のフローリングの上に重ね張りする2種類のやり方があります。

すべて剥がす場合は傷んだ下地のリフォームも可能ですが、費用も手間もかかります。

もっと簡単にリフォームしたいという場合は、重ね張りという選択肢もあります。

重ね張り用のフローリングは1.5mm~6mm程度のものがありますが、既存の床より厚みが出るため、建具などの調整が必要になる場合もあります。

2.床のバリアフリー化と床暖房も検討しよう

フローリングをリフォームするタイミングで同時に検討したいのは、床段差の解消と床暖房の導入です。

どちらもフローリング貼り替えと同時に行うと費用や手間を節約し、効率が良くなります。

大きな段差は床組みが必要になりますが、小さな段差なら下地の板を二重に貼ったり簡易スロープをつけるなどして解消できます。

床暖房を導入する際も、下地板の貼り増しが必要になります。

また、新しいフローリングは床暖房対応のものを使うよう注意しましょう。

まとめ

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いかがでしたか?

オシャレでお気に入りの部屋のフローリングは、長くキレイに使いたいですよね。

まずは、フローリングの基礎知識を学んだ上で、正しいお手入れをしてあげて下さいね。

フローリングに関しては、こちらの記事もご覧下さい。

石田真冬/宅地建物取引士

九州大学文学部卒業後、都内マンションデベロッパー勤務を経て現在神奈川県にてリフォーム工事業にたずさわる。

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