今、話題の「ホームインスペクション」とは?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ホームインスペクションの画像

すでに人口減少が加速し始めている日本では、住宅供給が過剰になりつつあります。

新築物件もどんどん建てられていく一方で、中古住宅がだぶつき価格も下落傾向。

これから住宅を購入しようと考える人は、中古住宅を選択肢に入れることができれば、費用の面ではかなり楽になるはずです。

そんな住宅購入を考えてる人のために、ホームインスペクションというのがあるのをご存知ですか?

今回は今、話題の「ホームインスペクション」についてご紹介します。

「ホームインスペクション」とは?

中古住宅の場合は、「この先どの程度住めるのか」「今後、どの程度の補修が必要になってくるか」が気になるところです。

少々安く手に入れたところで、メンテナンスに費用がかかりすぎるのなら、やはり新築のほうがいいということになりかねません。

そこで、このところ注目されてきたのが「ホームインスペクション(住宅診断)」です。

建物の外から目視によって、または機材を使用した詳細診断まで行って、屋根、外壁、室内、床下などがどの程度劣化しているかを調べます。

そうすることで、中古住宅購入を検討している人や、中古住宅の売り手などからの依頼が増えるのです。

購入する側は、ホームインスペクションで納得のいく結果が出れば安心して購入することができ、売る側にとっても「ホームインスペクション済」という付加価値をつけることで売りやすくなるというメリットがあります。

「ホームインスペクションQ&A」

家とペンの画像

「ホームインスペクション」は、日本ではまだあまり浸透していないので、どこに依頼すればいいのか、よい業者をどう見分ければいいのか、費用の目安は?など疑問を持つ方も少なくありません。

そこで、これから「ホームインスペクション」を検討したいという方のために、ホームインスペクションに関するよくある質問にお答えします。

Q:どこに依頼すれば診断してもらえるのでしょうか?

独自の認定試験を行い「ホームインスペクター(住宅診断士)」を養成している法人もありますが、こういった資格をもった診断士や、診断士を抱えている不動産業者、リフォーム会社などに依頼するのが一般的です。

ただし、不動産業者であれば、「物件を売る」のが本業ですから、購入を検討している人の気持ちをそぐようなことは伝えない可能性があります。

リフォーム会社であれば、「リフォームが必要」と思わせる部分を強調する、という傾向もあるでしょう。

「ホームインスペクト」そのものを生業にしている会社はまだ少ないので、母体がどこなのかを考慮する必要があります。

Q:診断にはどのくらいの時間がかかりますか?

住宅の規模や状態によって差はありますが、目視での診断で2~3時間、機器を使ったり、天井や床下までしっかり行う詳細診断だと、診断士2人がかりで3~4時間かかることもあります。

Q:購入しようとしている住宅は、どのタイミングで診断すればよいのでしょうか?

売買契約をしてしまってからでは遅いので、購入申し込み後、売買契約までの1週間くらいは猶予があるので、その間にするのがよいでしょう。

できれば、複数の物件を検討している段階で、「住宅診断できるか」と不動産業者にきいてみるのがおすすめです。

Q:費用はどれくらいかかりますか?

ケースバイケースですが、目視による診断で5~7万円程度、詳細診断になると12万円程度が目安と考えてください。

また、「激安」を売りにしている場合は、リフォームを執拗に勧めるなど、他の目的がある場合もあるので気をつけたほうがよさそうです。

信頼できる業者の見分け方

業者の画像

せっかく「住宅診断」を行っても、その診断結果が信用できるものかどうか不安になる場合もあります。

住宅に思わぬ不具合が出てくるとしても、それは時間が経過してからなので、素人では見分けられませんよね。

ひとつ基準になるのは、「分かりやすく説明してくれるかどうか」でしょう。

こちらが建築の知識がないのをいいことに、難しい専門用語を並べたてて、煙に巻くような説明をするような業者なら、信用できないのも当然です。

建築の知識のない一般の人が聞いてもわかるように、易しい言葉で建物の現状、判断基準などを説明してくれる業者の診断なら信用できると思います。

もう一つ、実際に診断を依頼する前の段階で、業者の信頼度を見分けるポイントは、診断実績の多さです。

ホームページなどにすべての実績を表示してあるかはわからないので、調べてみる必要がありますが、実績は多いほうが信頼できるのは言うまでもありません。

また、どういった構造の住宅診断を多く手掛けているかも、できれば知りたいところです。

木造住宅とRG住宅(コンクリート住宅)ではかなり違いがあるので、自分が診断を依頼したタイプの住宅に強い業者に依頼したほうが安心でしょう。

診断結果を、その先にどう活かすか?

購入前に「住宅診断」を行うことで、安心につながることは間違いありません。

しかし、それはあくまでも診断を行った時点で、その住宅の状態がわかるということにすぎません。

居住を始めて年数がたてば当然さまざまな不具合は出てきます。

住宅診断を行えば、その住宅の未来についてのさまざまな情報を得ることができます。

◆この先、どのくらいの年数住めるか

◆住宅の現状を少しでも長く維持するにはどうすればよいか

◆今後、どの時期に、どんな手入れが必要になってくるか

購入する時点でそれを知っておくことによって、資金計画なども変わってくるでしょう。

入居前に行うリフォームの程度も、先を見越して判断することが可能になります。

家の画像

たとえば中古住宅では劣化が目立つ水回りなども、壁紙や床材などの表面をリフォームすれば見た目は新築同様になります。

しかし、診断の結果、水回りの傷みが内部にも浸透していて、いずれはかなりの補修が必要だとわかったら、入居時に表面的なリフォームをしてもあまり意味はないということになります。

住宅購入、引っ越しなどは、もっともお金のかかる時期です。

そのことを考えれば、水回りのリフォームは数年後の補修まではがまんするという考えも生まれてくるはずです。

「住宅診断」は、不良品をつかまされないというだけでなく、この家で長い年月を過ごしていくためのプランを、主体的に考えるための有用な情報を与えてくれるものです。

これから住宅を購入しようと考えている人には、ぜひ積極的に取り入れてもらいたいと思います。

おうちのメンテナンス・リスクに備えましょう

テオリアハウスクリニックが一戸建てのオーナー様のために開発した「おうちメンテナンス計画」は、お住まいの修繕積立金の積み立て金額を自動で計算できるツールです。 全ての機能を完全無料でお使いいただけます。面倒な文字入力もなく、1分で簡単に結果が出ます。思わぬ出費に慌てる前に『おうちメンテナンス計画』で、長期修繕計画を立てましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。