夏のおうちのメンテナンス講座

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夏真っ盛り。

今年もいよいよ折り返し地点ですね。

夏場は、暑さに負けて、おうちのメンテナンスもサボりがちになりますよね。

でも家がいたんでしまう原因は、湿度やカビなど、夏場特有の現象が原因となっていることが多いんです。

夏を制するものは一年を制するとも言いますし、寒さがキツくなる年末まで持ち越さずに、スポーツ感覚で家のメンテナンスをがんばってみるのはいかがでしょう?

今回は、夏だからこそやっておきたい家のメンテナンス方法をご紹介します。

1.インテリア

温度が高く、湿気も多い日本の夏。日本では、伝統的に夏の暑さを避ける工夫が施された簡素な木造の家がメインでした。

柱と梁の軸組で組み立てられ、風通しもよく湿度も逃げやすい作りです。

インテリア・エクステリアを明確に区別した考えはあまりなく、室内と室外は一体化していたんですね。

しかし20世紀後半以降、和洋折衷のスタイルとなり現在に至っています。

日本の気候と相性が良いとは決して言えない鉄骨とコンクリートの家が多くなり、特に都会の住宅密集地では、体感温度と湿度はアマゾンの密林以上となっています。

特に今年の夏は異常な暑さと湿度ですよね。

でも、そんな今年の日本の夏も、ちょっとした工夫次第で快適に過ごすことができますよ。

まずは、日本の家の代表的なインテリアのメンテナンス方法をご紹介します。

1-1. 畳

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畳は、日本の伝統的なインテリアです。みなさんの家にもきっと、一間や二間、畳のお部屋があることでしょう。

畳の部屋で扇風機をまわし、セミの声や風鈴の音を聴きながら冷たいかき氷を食べる…夏の風物詩です。

しかし、そんな風情たっぷりの畳も夏のメンテナンスをサボると、家にとって大敵となります。

畳のお掃除をするときは、畳の目に沿って掃除機のノズルを密着させホコリを吸い取りましょう。

畳の縁についた汚れは薄いものなら消しゴムで、強い汚れの場合は、洗剤を水で薄めてブラシで擦った後、蒸しタオルで叩きましょう。これでお掃除は完了です。

新しい畳表は呼吸性が強いので、放っておくと、空気のこもりやすい部屋ではカビが生える事があります。

掃除機でホコリをこまめに吸い取るか、アルコールを含ませた布で拭いて、通風を良くしておきましょう。

1-2. 冷房機器

エアコン

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夏の必須アイテム=エアコン。しかしフィルターにホコリが溜まり目詰まりすると、冷房効果が低下するだけでなく、電気代もいつも以上にかかってしまうんです。

また、イヤなカビ臭や、鼻炎や気管支炎の原因となるハウスダストを部屋中にまき散らしてしまいます。

エアコンをお掃除する時は、必ず電源をコンセントから抜き、フィルターを外して掃除機でホコリを吸い取りましょう。

ホコリを吸い取った後は、浴室などで水洗いし、水気を切って、日陰でしっかりと乾かしてから取り付けましょう。

濡れたままだと、カビの温床になってしまいます。

ちなみに、エアコンの耐用年数は一般に7~10年といわれています。

買ってから7年以上経過している場合は、買い替えも検討しましょう。

あとは、ついつい忘れがちな室外機にも目をむけてみてください。

吹き出し口の前に物を置くと、冷房の効率が下がってしまいますからね。

扇風機

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扇風機も夏の家には欠かせませんね。

扇風機で1番汚れる部分は、プロペラ部分。

ひと夏使うだけで、相当なホコリが溜まってしまいます。

このプロペラ部分ととカバーは簡単に外せるので、くるくる外して水洗いしましょう。

ただ、キッチン周りで使っている扇風機とか、油がはねやすい場所だと、扇風機に換気扇並みの油がついてベトベトしてる場合もあります。

そんな時は、スポンジに洗剤をつけて洗いましょう。

汚れを水洗いした後は、キッチンペーパーなどでよく水気を取ってみてください。

水気が残っているとサビや故障の原因になりますよ。

本体部分は、電気部品で水気は禁止なので、重曹水やマジックリンを薄めたもので拭くだけにしておきましょう。

これで、基本的なお掃除は完了です。

でも、こんなお掃除を毎回するのは、ハッキリ言ってめんどくさいですよね。

そこで、今回は特別に、扇風機にホコリが着きにくくするメンテナンス方法をお教えしましょう。

準備するものは、洗濯用の柔軟剤とタオルだけで大丈夫です。

さきほどの手順でお掃除を終えたら、柔軟剤をつけたタオルで、全体をコーティングする感じで、軽くなでるように拭きましょう。

これだけでホコリが着きにくくなり、お掃除の手間が省けますよ。

冷蔵庫

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冷蔵庫も夏の必需品です。

「さあ、ビールでも飲むか!」というときに、冷え切ってないビールを飲んでしまってがっかりした経験ありませんか?

ふだんから冷蔵庫のメンテナンスをしておけば、保冷効果も下がることなく、いつでもキンキン冷えたビールが飲めますよ!

まず、冷蔵庫は詰め過ぎると保冷効果が下がります。

特に冷気が吹き出してくる部分に食材を置いていたりすると、冷気が行き渡らず、効果が発揮できません。

冷蔵庫内に余裕を持たせて、効率良く冷気が行き渡るするようにしましょう。

保冷とともに、節電にもつながりますからね。

逆に冷凍庫は、ある程度詰め込んでおいた方が、保冷効果が高いんです。

食材を詰め込むのも一つの方法ですが、それよりも食材を隙間なくたくさん詰めておくのも良いですが、保冷剤や水を入れたペットボトルを入れて凍らせておくと効果バツグンです。

次は、お掃除方法をお教えします。

冷蔵庫に残った食品クズや汁は、カビの発生にもつながり、衛生上、非常によろしくありません。

まずは、いったん食品を全部取り出してみましょう。

そして、内部は、食器洗い用の洗剤をつけた布巾で拭いた後、水拭きし、から拭きしましょう。

これで、暑い夏も冷たいビールで乗り切れるはずです!

2.エクステリア

家も人間と同じで、外見はとっても重要です。

外見がだらしないと「あの家の人はだらしない人だ」なんて勝手に判断されちゃうかもしれません。

次は、家の外観のメンテナンス方法をご紹介します。

2-1. 外壁

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まずは、外壁。

夏場の紫外線は、外壁の素材の劣化を早め、放っておくとかなりみすぼらしい壁になってしまいます。

せっかく家の中が立派でも、家の顔が劣化しちゃってると、う~んって感じですよね。

なので、なるべく塗料を厚く塗って、壁の強度を高めましょう。

実は、夏は家の外壁メンテナンスに最適な季節なんです。

夏だと塗料が早く乾くからなんですね。

外壁は、何重にも重ね塗りすることで強度が出てくるものですが、夏場だと、先に塗った塗料がすぐに乾いて、作業がスムーズになるんです。

2-2. お庭

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次は、お庭です。

お庭への水やりは、一度にたっぷり地中深くにしみこむようにしましょう。

表面しか水分が浸透していないと、植物は地中の浅いところにしか根を張らなくなってしまいます。根は地中にしみこんだ水を求めて深く広く伸びていくので、土にしっかりしみこむように、あわてず、時間をかけてお水をあげてくださいね。

葉や茎には適度な湿り気を与えるくらいで大丈ですが、夏、直射日光の強いときに水をかけると水滴がレンズの効果を持ってしまい、葉が焼けてしまいます!夏の日中には、葉に水がかからないようにしましょう。

夏の水やりの量の目安としては、植え込みの場合、1㎡あたり10リットルだと言われています。

朝方は午前9時まで、夕方は午後5時以降に行うようにしましょう。

先ほども触れましたが、日中の水やりは厳禁です。

3.家と湿気

今年も梅雨明けとなり、気温と湿気が上がり、蒸し暑い季節を迎えました。

ここ数年、梅雨明けしてもゲリラ豪雨など雨の日が多く、湿気でイライラしている方も多いでしょう。

家にカビが発生してしまうのも、夏の温度と湿気のせいです。

そこで、湿気の原因や発生しやすい場所、家の湿気を防ぐメンテナンス方法などをご紹介しましょう。

3-1. 湿気と結露

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湿気とは、空気中や建材中に、気体あるいは液体の形で存在する水分のことです。

そして、家は湿気が大の苦手です。

メンテナンスを怠って、湿気を放っておくと、結露が生じやすくなります。

台所や浴室、押入れ、畳などの風通しの悪い場所やサッシなどに結露してるのよく見かけますよね?

結露を放置しておくとカビが発生しやすくなり、カビを餌にするダニの発生やシロアリの繁殖につながります。

特に壁の中や床下などでこの結露が起きると、カビに加えて木を腐らせる菌も発生してしまうんです。

この菌が家を支える構造材自体を腐食し、家本体が危険な状態にもなってしまいます。

腐った木材は、シロアリの餌となり、ますます家に危険な影響をおよぼします。

また、カビやダニはアレルギー性疾患の原因にもなります。

たかが湿気、と甘く見ていると、家の崩壊にもつながってしまうんですね。

3-2. 湿気対策

では家で夏を快適に過ごすために、湿気を防ぎ、カビやダニ、菌などから家を守るにはどうメンテナンスしたらよいのでしょう?

当たり前かもしれませんが、基本は通気性をよくし、結露を起こさないことです。

でも、窓を開けたまま仕事に行くなんて不用心ですよね。

特に都会では、洗濯物の室内干しも当たり前になっていますし、家の中の湿気は増え続けています。

また、木造住宅が減り、マンションなど気密性の高い住宅が増えたことによる換気量の減少したことも湿気の原因です。

湿気による結露を防ぐには、家全体の断熱性能を高めることが大切です。

結露は、家の内外の温度差が激しい時に生じてしまうからです。

なので、窓などの開口部ではアルミより木製サッシ、シングルよりペアガラスを使用することで改善されます。

問題なのは、壁など、家の表面からはわからない内部結露です。

湿気に強い古来の木造の家でも、全体をコーティングした仕上材では、湿気を吸い取らず、内部結露が発生してしまいます。

これを防ぐ工法として「真壁構造」があります。

この工法は、構造材をコーティングせずに内装を仕上げるので、木の呼吸を妨げず、うまく湿気を吸い取ってくれます。

これからご自宅を新築・改築しようとしている方にオススメの方法です。

普段気にならない、床下の基礎の部分も、実は湿度の発生源です。

床下の湿気は、シロアリの一番の発生源と言われています。

床下換気をするなどのメンテナンスが効果的。

また、炭には防湿効果がありますので、これを床下に敷き詰め、湿気をおさえる方法も効果大です。

4.災害対策

日本は自然災害の多い国です。特に、夏は、台風、豪雨など水関係の災害のオンパレード。

台風や豪雨は、人間には避けようもなく必ずやってきます。

ここでは、それらに対応するための家のメンテナンス方法をご紹介します。

4-1. 台風

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毎年、梅雨の頃から秋口まで日本列島に襲来し、時には大きな被害をもたらす台風。

自然災害は避けて通る事はできないからこそ、日頃から対策を立ててメンテナンスしておきたいものです。

台風が接近すると進路上はもちろん、その周辺にも強風被害が発生します。

台風がやってくるのが分かったら、まず確認してほしいのが、雨戸です。

台風のような強風災害では、どんなものが家に飛んで来るか分かりません。

そんなときに、飛来物から窓を守るのが雨戸です。

いざという時に、上手く閉じられなかったり、レールを滑らなかったりすると大変なので、こまめに油を差すなど、メンテナンスを怠らないようにしておきたいですね。

ガラス飛散防止フィルムなんていうのもありますので、雨戸に加えて二重のメンテナンスをしておくのもいいですね。

次は、庭やベランダ、窓の周囲にある植木鉢、物干し竿などにも気を配って下さい。

台風の時に、これらを外に出したままにしておくと、風に飛ばされて非常に危険です。

自分の家だけではなく他の人にも被害を及ぼしてしまう可能性がありますからね。

不在時にも飛ばされないよう、固定しておくなどのメンテナンスを怠らないようにしておきたいですね。

4-2. 浸水

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次は浸水対策です。

豪雨などで洪水が発生した場合、貴重品や電化製品が水没してしまうのは、本当に想像するだけでつらいですよね。

こちらも日頃の物理的、心理的なメンテナンスが、いざというときに役に立ちます。

動かせる物は、あらかじめ2階や高いところにある押し入れなどに移動しておきましょう。

あと、見落としがちなのは外壁です。外壁が劣化していると、側面から、水が浸水することもあるからです。

外壁材というのは、定期的なメンテナンスが必要なため、先に述べたように、この夏の日にでも塗料を上塗りしておくのも良いでしょう。

それでも、万が一、床上浸水になった場合、すぐに貴重品はもちだせるようひとまとめにしておくのも、一つの手ですね。

また上階にトイレ設備がない家にお住まいの方は、簡易トイレなども常備しておくのが良いかもしれませんね。

5. まとめ

いかがでしたでしょうか?

夏場はこんなにも、家の大敵だらけなんですね。

ここで紹介した方法で、夏のおうちのメンテナンスを行えば、暑さも楽しさに変わるはずです。

お掃除やメンテナンスを終えたあとは、自分へのご褒美に冷たいビールでもどうですか?

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