一軒家の維持費を抑えるためにやっておきたい10のこと

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憧れの一軒家! どんな間取りにするか、壁紙や外壁は何色にするか、そしてそこでどんな暮らしがまっているのか、夢が膨らみますね。

しかし、その一方であらかじめ考えておかないといけないのが一軒家の「維持費」についてです。

マンションやアパートなどは、管理会社が必要に応じてメンテナンスをしてくれます。

家賃と一緒に管理費を払っている方も多いでしょう。少しわずらわしくもありますが、そこから共用部分などの修繕費用も補てんされるので、特別な事情がない限りは借りた人が修繕の費用を負担することもありません。

一方、一軒家の場合は当たり前ですが、修繕やメンテナンスなど、すべてを持ち主が行わないといけません。

例えば屋根の修繕、外壁の塗り替え、雨どいの修理、庭の植物の手入れまで……。

さらに、こうした費用は毎月少しずつ支払うマンションなどの管理費と違い、それなりの金額がまとめて必要となります。

こうしたことを考えると、いったいどれだけ維持費がかかるのか不安に思われる方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、どうしたら一軒家の維持費を抑えられるかご紹介したいと思います。

建築の際に気を付けること、住み始めてから気を付けることなど、10個のポイントをまとめてみました。

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1.メンテナンスの回数が少なくてすむ素材や施工方法を最初から選ぶ

一軒家を建てるときから、維持費を減らすための工夫はできます。

建材やパーツなど、のちのち補修や交換ができるものを使うのです。

これならいざという時に一部分を変えればよいので、最低限の費用で済みますね。

ただ交換できるだけでなく、簡単に取り換えができると更によいでしょう。

それから、できるだけ耐久性が高いものを選ぶことも、のちのちの維持費を抑えるためには必要になってきます。

安いものを使って修繕に思わぬ出費が発生してしまうよりは、少し高くても丈夫なものを選ぶ方がいいかもしれません。

あまりに特殊すぎる素材や部品を使っていると、限定された業者しか修理ができない、ということもあります。

そうしたことを避けるためにより一般的なものを使うことも、結果的に維持費を抑えることになりそうです。

ちなみに、交換や修理が必要になる可能性が高いものは、キッチンやお風呂、トイレといった水回り。

そしてドアや窓、サッシなどの動く部分です。

水漏れしたり、蝶番が緩んだり、滑りが悪くなったりといった現象が起こる場合があります。

これらはある程度消耗品と考えて、いつかは修理することを想定しておくとよいですね。

メーカーや建築会社の担当者に、アフターメンテナンスについて質問してみることも大切です。

その回答の内容で、そこの会社がどのようにメンテナンスについて考えているのか知ることもできるはずです。

一軒家を建てて終わりではなく、完成してからもメーカーや建築会社との関係は続きます。

信頼できるところを選びたいですね。 

2.外壁、屋根など工事費が高いものは最初にしっかり見積もりを

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もし何かしらの修繕工事が必要になった場合は、できるだけいろいろな会社やサービスを比較してみましょう。

こうした工事費について詳しい人はあまりいないと思います。言われるままにお願いしていったら、あとから高額な請求をされることも……。

ときどき悪質な業者によるずさんな修理などがニュースになりますが、きちんと見積を取って比べてみれば、ある程度適切な金額かどうか判断できるはずです。

少々手間はかかりますが、いくつか比較して見積もりを出してもらうことをお勧めします。

無駄に高い維持費を払わないためにも、しっかり確認しておきましょう。

3.補修についてはとにかく早く。必要ならD.Y.Iも

気づいてはいるものの、ついつい後回しにしがちな補修関連。

しかし、ここでの対応が維持費を安くするために重要なポイントになってきます。

当たり前ですが、早ければ早いほど修理はスムーズになります。

ちいさなヒビ、汚れなども、放置しているうちにどんどんひどくなり、最悪の場合取り返しがつかない状態になることも……。

建て替えなどは避けたいですね。

掃除や片付けと同じように、気づいたときに少しずつ行っておけば、結果的に維持費をおさえることができるのです。

こまめに修繕をすることで、お家に長生きしてもらいましょう。

最近はホームセンターなどでさまざまな道具も手に入れられますので、簡単なものなら自分で修理してしまえば高額な維持費をかけずに済みますね。

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4.外壁のランニングコストを抑えるには

外壁は一年中雨風や直射日光にさらされます。

道路に近いとホコリや排気ガスなども気になりますね。

汚れだけでなく、刺激や経年劣化によるヒビ割れが起こることも。

一軒家ならではの悩みとなりますが、家の顔とも言える部分ですしおろそかにはできません。

外壁は一定の間隔でメンテナンスが必要となります。

使われている素材の種類によりますが、だいたい10~15年くらいで再塗装をすることになる家が多いようです。

ちなみに外壁のメンテナンスには、塗料やつなぎとなる材料が必要となりますが、意外と見落としがちなのが足場。

実は、この足場を設置するための費用がなかなか高いのです。

何度もお願いすると、それだけでコストがかかってしまいますので、できればいっぺんに済ませたほうがよいですね。

5.地球のためにも、家のためにも「省エネルギー」

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アパートやマンションに比べると、照明やトイレ、時にはお風呂の数まで多く、必然的に光熱費が高くなってしまう一軒家。

もちろん、その代わりに快適な住環境を得られているのですが、そうした中で「省エネルギー」も一軒家を持つ場合には、見逃せないキーワードとなります。

太陽光発電やエコ給湯器、オール電化も検討してみてはいかがでしょうか?

初期費用は高くなってしまいますが、長い目で見るとお得な場合も。

サービスによっては自宅で発電した電気を電力会社に販売できるものもありますので、こうしたところで維持費を取り返すことができるかもしれません。

家自体の断熱性、気密性も重要です。外壁の素材選びから、窓の造り、配置など、工夫できる点は多くあります。

断熱性に優れた家なら夏は冷やされた空気が、冬は温められた空気が逃げにくいので、冷房代や暖房代が多少は節約できるはず。

最近は猛暑の夏が続いています。

風通しがよければ、夏場のエアコンの使用を最低限にできるかもしれませんね。

また、ひさしや軒を作ることで直射日光を遮り冷房効率が良くなるだけでなく、汚れが付きにくいというメリットもあるようです。

光熱水費も積み重なるとバカになりません。

小さなことからコツコツと工夫することで、維持費を最低限にしたいですね。

6.太陽光を取り入れ無駄な照明代をなくし、LEDも活用しよう

よりよい住環境を実現するために欠かせないのが「ひかり」と「あかり」です。

もし可能であれば、天窓を取り入れてみるのはいかがでしょうか?

「ひかり」について。

ある建築会社のデータによると、同じ面積の窓でも、壁にあるものと天井にあるものでは、入ってくる光の量が3倍も違うのだとか。

昼間は太陽の光だけで、室内が十分明るくなりますので、電気代の節約になりますね。

「あかり」については、すっかり一般的になったLED電球もうまく活用しましょう。

少しお高いですが、蛍光灯や白熱灯より、LEDのほうが結果的にコストは安くなります。

消費電力も少ないですし、使用できる年数も長いです。明るさの点でも申し分ありません。

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7.お庭の管理はできるだけ自分で!

一軒家が実現したら、お庭を作りたいと思っている方も多いはず。緑が近くにある生活は憧れますね。

ですが、実はこのお庭、意外と維持費と手間がかかるものなのです。

ちょっと目を離したすきに雑草が伸び放題!

どんどん大きくなる木の根っこのせいで、石畳が割れた、ひどいときには家の基礎にまで影響が出てしまった!

なんていうこともあるようです。

大きくなることが予想される木は、できるだけ建物から遠いところに植えた方が良さそうです。

また、想像以上に木が伸びて日当たりが悪くなる可能性もあります。

風通しが悪くなって家が傷んでしまうこともあるのだとか。

そうしたことも考えて、庭木の種類や配置は真剣に考えましょう。

また、伸びた植物や庭木の手入れも欠かすことはできません。

少しずつですがコツコツ草むしりをしたり、枝を払ったり、落ち葉などを片付けることで手入れも楽になります。

一方で広いお庭の場合ですと手が回りきらないこともあると思います。

すると植木屋さんなど専門の業者にお願いすることになり、維持費が発生します。

ですが、プロにお願いすることで、見栄えが美しくなるだけでなく、結果的に自分での手入れが楽になりますので、うまく活用したいですね。

プロの方が来た時にいろいろとアドバイスを聞いておいて、次からは自分でやってみる、というのもコストをかけないことにつながりそうです。

8.固定資産税を安く抑えることができる

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一軒家を維持するための費用として、軽視できないのが固定資産税です。

固定資産評価基準というもので固定資産税が算出されるのですが、木造か非木造か?から始まって、基礎や柱、屋根、天井などのほか、台所やトイレ、空調まで調査の対象となります。

柱の太さや、建築設備の種類や大きさなどの評価によって、課税のパーセンテージが変わります。

例えばエアコンですと、壁に取り付けるタイプか、天井などに埋め込むタイプかによって対象になるかどうかが分かれます。

節税のために建築方法や部品を変える、というのはあまり現実的ではありませんが、どういったものが対象になるかを調べて、もし差し支えなければ評価対象にならない素材や部品を使うのも、固定資産税という維持費を安くできる可能性があります。

また、役所の計算した金額に間違いがあった、というケースもあるようです。

用途変更をしても税金の金額がそのままになっていることもあるとか。

納め過ぎていた分は、申請すると返還される場合もあるので、面倒ですが自分でも計算をしてみるといいかもしれません。

9.将来を見越した家を!ライフステージの変化にあわせコストを抑える

賃貸のよいところは、ライフスタイルなどの変化にあわせて、移り住むことができること。

一軒家を建てるとなると、ローンを組む場合も多く、そうした気軽さはなくなってしまいます。

だからこそ、真剣に考えたいですね。

将来を考えて、ライフステージの変化も見据えた上で家を買ったり、立てたりすることで維持費も最低限で済むかもしれません。

例えば結婚したら?

子供が生まれたら?

そしてその子供も結婚したら?

場合によっては売却したり、賃貸として貸し出したりすることになるかもしれません。

その際にいくらで販売できるのか、いくらで貸し出せるかは重要なポイントです。

こうしたところでも、査定額を下げないために日々のおていれが重要になってきますね。

さらに、歳を取ると階段の上り下りや、玄関の段差が負担になってきます。浴槽に入るのも一苦労になることも……。

そうしたことを見越して、あらかじめバリアフリーにしておくのも大切なポイントです。

階段や浴室に手すりを付けたり、段差をなくしたりしておくことで、家族みんなが住みやすくなり、将来的な維持費を抑えることにもなります。

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10.最後は愛!? 長く暮らせる一軒家を

 家の維持費をおさえるために、さまざまなポイントをご紹介してきましたが、これもすべて「長く住みたい」と思える家であることが大前提です。

手入れがしやすい、耐久性がある、など重視すべき点はありますが、やっぱり最後は自分の家への愛着ですね。

建てる時からきちんと計画し、納得できる一軒家になれば愛着もわいてくるはず。

いつまでも住みたいと思えば、メンテナンスの苦労も報われるかもしれません。

最新のデザインを取り入れたくなる気持ちもあるかもしれませんが、長く住むためには流行に左右されない、ベーシックなものがいいでしょう。

これは、もし修理や交換が必要になった場合、特殊なものよりは維持費が高額になりにくいというメリットもあります。

一生のうち、一番大きな買い物になるであろう一軒家。

ある程度の維持費も必要になりますが、工夫次第でその値段を抑えることはできます。

設計や素材選びの段階から、その時々に応じたメンテナンスまで、できることはたくさんあります。

人生を過ごす場所ですから、愛情を持って大切に使っていきたいですね。

 

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