放っておくと危ない!カビが原因の健康被害とお手軽防カビ対策

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

梅雨の季節は、長雨の影響でおうちの中もジメジメと湿度が高い状態が続きます。毎年この季節になると注意したいのが「カビ」。実際に“梅雨の時期の悩みや困ったことは?”というアンケートにも“おうちのカビ”という結果が上位にあげられています。

さらに、最近では気密性の高い住宅が増えたことにより、数十年前に比べていっそう「カビ」が繁殖しやすい環境になっているといわれています。日本の夏は高温多湿です。その日本に住んでいる限りカビの繁殖をゼロにするのはかなり難しいこと。

ですが、カビの繁殖を出来るだけ抑えることは対策次第ではもちろん可能なことです。しかも、そのカビ対策は面倒なことではなく、普段の生活で少しだけ気をつければ防げることがほとんどです。

今回はカビが原因で起こるおうちへの被害、健康被害、そして今からでも間に合うお手軽な防カビ対策についてお話しいたします。

どうしてカビは梅雨の季節に繁殖しやすいのでしょうか

梅雨は雨が多いためジメジメ、ムシムシ、具体的にいうと湿度70~80%の状態が続きます。雨は降るものの気温が20度以下になることは少なく、比較的高めです。

カビの最も繁殖しやすい条件は、

  • 湿度70%以上
  • 気温20~40度
  • 栄養

だといわれておりますので、まさに梅雨の時期はピッタリと条件にあてはまります。

カビの種類

それでは、おうちに発生するカビにはどのような種類があるのでしょうか。

日本に生息しているカビの種類は約4000種、そのうち住まいに発生するカビは約300種といわれております。カビというと「汚い」「毒」といった負のイメージがありますが、味噌などを作る際に使われる酵母菌のように人間にとって有益なカビも存在しています。

以下は代表的なカビの種類です。

  • 麹カビ-しょうゆ、味噌、清酒の製造などに利用されます
  • 黒カビ-おうちの中で最もよくみる注意したいカビです
  • 青カビ-薬を精製するのに使われることもありますが、害のあるカビも多く存在します
  • ススカビ-プラスチックなどにも繁殖するカビです。色は灰緑色

カビの発生場所

次にカビはおうちのどのような場所に発生するのでしょうか。

水回り

最もカビが繁殖しやすいのは水回りです。

浴室

常に湿度が高く、石鹸かすや垢などの栄養素が豊富にある浴室は、油断するとすぐにカビが繁殖します。梅雨の時期にはいつも以上に気をつけたい場所です。カビは浴槽やタイルだけではなく洗面器などの小物やタオル、天井にも繁殖します。

キッチン

キッチンはおうちの中で浴室の次にカビが繁殖しやすい場所です。特に生ごみ等がでるシンク回りは気をつけたい場所。意外なところでは冷蔵後。入り口のパッキンが黒ずんでいたらカビの可能性大です。

収納スペース

押入れやクローゼットなどの収納スペースは、おうちの中でもかなり風通しが悪いため、カビが繁殖しやすい場所です。

クローゼット

服などをしまっているクローゼットは見た目の悪さもあり扉を閉めていることが多く、風通しが悪く湿気がこもってしまいます。さらにホコリもたまりやすいのが相まってカビの繁殖に適した場所になっています。

押入れ

クローゼットと同様のことがいえますが、押入れの場合加えて気をつけたいのが布団です。特に来客用の普段使わない布団が入れっぱなしの時はかなり要注意です。

目が届かないところ

先ほどの収納スペースも当てはまりますが、普段の掃除で目が届きにくい場所は、ゴミや埃がたまりやすく、そのような場所は通気性も悪いことが多いのでカビが繁殖しやすい場所です。梅雨どきは、ベットの下やソファーの裏などもこまめにチェックしましょう。

全く目に付かない気づかない場所なので、床下もカビが繁殖しやすい場所になります。これは専門家にお任せしないといけないお話になりますので、気になる方は早めに専門家にご相談することをおすすめします。

カビが引き起こすおうち被害

カビは条件さえ揃えば、先ほどあげた場所だけではなく家中どこにでも繁殖してしまいます。カビが付着した浴室やカーテンなどは見た目も悪いし、何より気分がいいものではありませんよね。

掃除をすれば済む程度のカビでしたらまだ対処できますが、例えば壁紙などに付着したカビをそのまま放置しておくと、ジワジワとおうちの内側奥の断熱材などにまで浸透し、掃除ぐらいでは到底対処できなくなってしまいます。

壁紙や断熱材等の交換リフォームをするしか手が無くるなることも考えられ、そうなると時間も費用もかかってきてしまいます。

カビが引き起こす健康被害

 

カビはおうちに被害をもたらすだけではありません。最も怖いのは健康被害です。
カビの胞子は非常に小さく空気中に漂っていても、目で見ることができず知らないうちに吸い込んでしまっています。

健康な人であればまず問題ないことが多いですが、乳幼児や高齢者など抵抗力が落ちている人は、カビによって病気が引き起こされる可能性がありますので特に注意が必要です。

カビが影響する病気

感染症

白癬菌というカビによって引き起こされる疾患の白癬(水虫)に代表されるカビが影響する感染症疾患。ほとんどの場合足に生じます。

アレルギー疾患

カビの胞子がアレルゲンとなりアレルギー性鼻炎や気管支喘息を引き起こします。アレルギー疾患の患者数は年々増加しています。

過敏性肺炎

チリやホコリにまぎれているカビによって起こる肺炎です。トリコスポロンというカビが原因の夏型過敏性肺炎、エアコンや加湿器に付着したカビが原因の換気装置肺炎などがあります。

カビ中毒

アフラトキシンなどカビによって引き起こされる食中毒です。その他にも、肺アスペルギルス症、クリプトコッカス症などの多くのカビが影響している疾患が多数あります。

防カビ対策

最後に、気になるおうちの防カビ対策についてです。

湿度を下げる

換気扇や除湿器を使用するのももちろん有効な手段ですが、もっと簡単な方法があります。それは、スバリ「窓を開けて空気を通す!」ということ。

窓を開けておうち全体の風通しをよくすることは、重要なカビ対策です。ただし、外が雨の時は逆に湿気が中に入ってきてしまうことになりますので注意してください。また風通しをよくするため、家具と壁の間を5センチ程度あけておくのも湿度を下げるのに効果的な方法です。

温度を下げる

カビは気温が高い(20~30℃)と動きが活発になります。ですので、おうちの温度を下げるとカビの活動が抑制されます。エアコンを有効的に用いるのも方法のひとつですが、先ほど述べた窓を開けての換気は、おうちの温度を下げるのにも非常に効果があります。何より電気代もかからないのが嬉しいポイント。

カビの栄養源をなくす

カビの栄養源となるものは、ホコリや髪の毛、食品ゴミなど。その栄養源をなくすことがカビ対策となります。つまりは「掃除」です。カビが繁殖しやすいこの時期はいつもより念入りに掃除することを心がけてください。掃除機をかけて終わりにするのではなく、水拭きしましょう。特に気になる場所にはエタノールを使って水拭きするといいでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はカビが引き起こす被害やカビ対策についてお話しいたしました。どのカビ対策も生活の中で少しだけ意識を向ければ実践できる簡単なものばかり。カビから私たちの大切なおうち、家族の健康を守りましょう!

SNSでもご購読できます。