知っておきたい!おうちの防虫対策

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害虫に困っている画像

今年も暑い日が続いていますが、この時期におうち周りで気になるのが、虫。

蚊やダニといった身体に危害を及ぼす虫、ゴキブリなど見た目の不快感が強烈な虫など、対処せず放置しておくとおうちの崩壊を招くような恐ろしい虫など多く存在します。

今回は、特におうちの敵となる虫をご紹介し、その駆除方法や防虫対策をご紹介します。

1.蚊

蚊

不快な害虫ナンバーワンといえば、蚊でしょう。暑くて寝苦しい夜に、耳元で「ブーン」と羽音が聞こえたときの不快感はたとえようもありません。

そして、刺されたときのかゆみの不快感もさることながら、時には人命に関わるようなウイルスを持っている場合もあります。絶対に家に入れたくない虫と言えるでしょう。

1-1.蚊を家に入れないために

蚊を家に入れないためには、まず、家の周りに蚊の発生源を作らないことが大切です。

蚊の繁殖場所は、池、草むら、空き缶、古タイヤ、軒下の容器、植木鉢の受け皿など流れのない水たまりです。家の周りにこうしたものがあると、侵入の危険が高まります。

そして、蚊の侵入経路は様々です。まず通気口。これは家の内外が筒抜けになっているので、対策をしていないと不可避的に蚊が入り込みます。次に、玄関です。人の出入りの際、一瞬のスキをついて侵入したり、人の体にくっついたまま入ってきたりします。また、洗濯物の出し入れの際も要注意です。

隙間さえあれば、蚊はどこからでも入ってくると考えたほうが良いでしょう。

1-2.蚊を家に入れないようにする工夫

蚊は、隙間さえあればどこからでも入ってくることがわかりました。しかし、ちゃんと対策をしていれば、侵入と被害も最小限に抑えることができます。

まず、庭やベランダに水たまりができないようこまめに掃除するようにしましょう。また、網戸の破れ目や、扉の隙間なども見つけ次第修繕しておくようにしましょう。

そして、侵入原因で一番多いのは、人にくっついての侵入ですので、帰宅の際は、必ず蚊を追い払ってから家に入りましょう。

1-3.蚊が家に入ってきたら

次は蚊が家に入ってきたときの対処法をご紹介します。

はじめに、市販の薬剤を使う方法を取り上げます。いちばん一般的なのは、蚊取り線香でしょう。現在流通している蚊取り線香は、いずれもピレスロイドという殺虫効果のある成分を含んだものです。妊婦や乳幼児への害もないため、家庭用として広く使われています。

あとは虫除けスプレーがあります。近年のシュッと一吹きで蚊がいなくなるタイプのものは、天井や壁に薬剤が付着して蚊を追い払うわけですが、スプレーを使ってからすぐに窓を開けると効果が下がります。うまく薬剤が付着しないからです。スプレー噴射後は10分くらい窓を開けないようにしましょう。

次は、蚊の習性を利用して被害を防ぐ方法をお教えしましょう。蚊は、肌の水分、体温、汗に含まれている乳酸を感知して人間に近寄ってきます。なので、汗はこまめに拭き取るようにしましょう。

また、蚊は黒い色を好むので、夏場は黒や濃い色の服の着用は控えるのが良いでしょう。

他にも蚊は、二酸化炭素の密度の濃い場所を好む習性があります。アルコールが分解されるときには、二酸化炭素が発生するので、蚊を徹底的に退けたいのでしたら、飲酒も控えるほうが良いかもしれませんね。

2.コバエ

こばえ

コバエも強烈な不快感をもたらす虫です。台所などにいつの間にか湧いてきて、部屋の中をブンブン飛び交う姿に、イライラをつのらせている人が多いと思います。

一口にコバエといって、実は何種類かいるのですが、ここでは日本の一般家庭で一番目にすることの多いショウジョウバエに関して、対策法をご紹介します。

2-1. 発生源と経路

コバエ(ショウジョウバエ)は腐った植物や生ごみ、不衛生な排水管を好みます。

そこに卵を産み付けてしまうと、一度に大量発生することもあります。卵から成虫になるまで約10日間で、よほど注意してゴミなどを観察していないと卵も幼虫も視認できません。なので、いきなり大量発生したように見えるのです。

一般的な家庭の台所の置きっぱなしの生ゴミや、汚れた三角コーナーなどが一番狙われやすい場所です。

2-2.コバエの発生源を絶つ

生ゴミや食品トレーは、卵を産み付けられる前にこまめに捨てるようにしましょう。

生ゴミはよく水を切っておきましょう。

そしてゴミを出した後は、へばりついたカスに卵を産み付けられないようにゴミ箱も洗うようにしましょう。フタ付きのゴミ箱もコバエの発生防止に効果があります。

また、コバエはアルコールの匂いが好きです。飲んだ後のお酒の缶や瓶はきれいに洗っておくようにしましょう。

2-3.コバエを駆除する方法

不幸にもコバエが発生してしまった場合はどうすれば良いのでしょうか。

有名な方法として、「めんつゆトラップ」があります。めんつゆと水を1:5の割合で、容器に入れ、そこに台所用洗剤を数滴たらします。アルコールに誘われて、コバエが入り込み、洗剤に足を取られて動けなくなるのです。

これをゴミ箱や台所など、コバエが多く発生するところに置いておけば、効果抜群です。エタノールスプレーもコバエ駆除に効果があります。エタノールと水を2:8で混ぜたものでも、台所用のアルコールスプレーでも効果があります。幼虫には、洗剤やエタノールは効果がなく、60度以上の熱湯がけが効果的です。

3. ゴキブリ

ごきぶり

不快な昆虫といえば、誰もが真っ先に思い浮かべるのがのゴキブリ。名前を見るのもイヤ、という方も多いのではないのでしょうか。

私たちにとってゴキブリの一番の特徴といえば、見た目のグロテスクさですが、異様な生命力と環境適応能力でも知られています。彼らの発生を抑え、駆除する方法はあるのでしょうか。

3-1.発生源と経路

ゴキブリは高温・多湿で暗いところが大好きです。そのため普段は、家電の裏、コンロ台や流しの下などに潜んでいます。そんな場所に食べカスや水分が加わると、ゴキブリにとっての楽園となってしまいます。このような環境を作り出さないことが、ゴキブリ対策の第一歩となります。

ゴキブリといえども、突如発生するわけではなく、元々は外部から家の中に侵入してきたわけですから、侵入を防ぐのも有効な対策となります。ですので、ゴキブリの習性を知って、彼らの行動パターンを押さえておきましょう。

まず、ゴキブリもむやみやたらと動き回っているわけではなく、水とエサを求めて移動しているのです。ゴキブリの嗅覚は鋭く、人間の一万倍以上はあると言われています。ですから、飲食店など匂いの強い場所はゴキブリを強く誘引することになります。

また、ゴキブリの求愛行動には集合フェロモンが使われます。このフェロモンを感じ取って別のゴキブリも家に侵入し、繁殖が始まるのです。つまり1匹でもゴキブリが侵入すると、繁殖のもとになってしまうわけです。

次に、温度です。ゴキブリは-5℃~-10℃以下になると活動できません。また、乾燥にも弱く適度な湿り気がないと死んでしまいます。なので、ゴキブリは生きるために暖かい適当な温度と湿度の場所、つまり人間の家に侵入するのです。

3-2.ゴキブリを侵入させない

ゴキブリはほんの数ミリの隙間からも侵入するため、窓も網戸もキチンと閉めておきましょう。網戸の補修に使われる隙間テープを使うだけでもかなりの効果が期待できます。

窓や網戸以外で考えられる侵入口には、エアコンのホースや換気扇・風呂や排水溝などです。エアコンや換気扇が作動していない時は、ゴキブリが安全に侵入できてしまうので、フィルターやストッキングでカバーを付けておきましょう。

ゴキブリの嗅覚の鋭さについては先ほど触れましたが、その鋭さを逆手に取ってゴキブリが嫌う匂いを家から放ち、ゴキブリを寄せ付けない方法もあります。

ゴキブリは柑橘類やミントの香りを嫌う傾向にありますので、そういった香りを出す消臭剤や、アロマオイルを使えば、ゴキブリを家から遠ざける効果があります。とくに、一日に何度も人が出入りする玄関には、アロマスプレーを吹きかけておくのが良いでしょう。

3-3.ゴキブリの駆除

ゴキブリの駆除には様々な方法がありますが、居住環境や目的によって対処しないと効果がないものもありますので注意しましょう。

まずは、眼前に現れたゴキブリの駆除方法です。この場合は、熱湯や洗剤を浴びせたり、市販のゴキブリ駆除剤を使用するのが一般的です。

熱湯の場合、沸騰したお湯を使いましょう。ゴキブリは変温性のため、急に熱湯をかけられると1秒以内で死ぬと言われています。ただ、少量のお湯では反応しないため、真上から十分な量のお湯をかけましょう。市販のゴキブリ駆除剤と比べると非常に安価に済みます。

洗剤を浴びせると、ゴキブリは気門(呼吸する穴)を塞がれて窒息死します。手軽かつ安価にゴキブリを駆除できる方法ですが、ゴキブリが窒息するまでに数十秒~数分かかるため、逃げられる可能性があり、また、絨毯やカーペットなどシミが残るというのが欠点でしょう。

4.ダニ

ダニは、実は、昆虫ではなくクモやサソリの仲間です。おうちに生息する種類は屋内塵性ダニ類と呼ばれておりいます。このうち、人間を刺す習性のあるものは、おもにイエダニ、ツメダニと考えられています。

これらのダニは皮膚を刺して体液や血を吸い、激しい痒みを引き起こします。またヒョウヒダニと呼ばれる種類のものは、ハウスダストと原因となります。その死骸が空中に舞い、人間の気流に侵入し、アレルギー性鼻炎や気管支喘息を引き起こすのです。

4-1.ダニの発生源と経路

元々、ダニは外にいたものなのですが、衣服や荷物に付着したり、風に乗って窓から入ってきたりしておうちの中に住み着くのです。

そして、ダニは高温多湿を好みます。温度25~35℃・湿度65~85%が、ダニの繁殖に最も適した気候です。日本はまさにこの条件に当てはまります。

さらにこういった条件下で、室内のホコリや食べカス、人間やペットの毛、アカなどを栄養にして、ダニは繁殖します。とくに布団やじゅうたん、カーペットには1㎡あたり10万匹のダニがいると言われています。

さらに、これらのダニがやがて寿命を迎えると、死骸となり蓄積され、気流になってハウスダストとなり、人体に悪影響を及ぼしたりするのです。

4-2.ダニを侵入させない

ダニは、目に見えないほど小さく、金属以外ほぼ全てのものに住み着きます。ですので、完全にダニの進入路を立つのは、不可能と言ってよいでしょう。我々人間にできるのは、可能な限りダニの繁殖を防ぎ、可能な限りダニを駆除すること、そして、ダニアレルギーの原因となるダニの死骸やフンを除去することです。

これらを心がければ、ダニ被害の大半は軽減すると言ってよいでしょう。

4-3.ダニの駆除

ダニの繁殖を減らすポイントは、温度、湿度、エサの3つです。

部屋の温度を20~25℃に保ち、湿度を40〜50%に保つなどの工夫で、おうちを繁殖しづらい環境に整えます。押し入れやクローゼットをこまめに換気し、湿度が上がらないようにします。また布団なども乾燥機や天日干しで乾燥させておきましょう。そしてじゅうたんやカーペットなどの床面にホコリやゴミがたまらないようにしておきましょう。

ダニが卵から成虫になるまでの期間は1週間と言われていますから、週に一度はこれらの対策を行いましょう。ダニは、駆除よりも繁殖させないことがポイントです。実際に、今、住み着いているダニを駆除するなら、スチームアイロンや薬剤による殺処分が有効です。スチームアイロンは、100℃の蒸気が出るため、ほぼ瞬間的にダニを殺すことができます。

薬剤も効果的ですが、布団など寝具に散布する場合は、用量に気をつけましょう。敏感肌などの場合は、かぶれることもあります。

5. まとめ

いかがでしたでしょうか。日本のおうちに巣食う、代表的な害虫の発生源や侵入経路、駆除方法などをご紹介してきました。

日本は高温多湿で、これらの害虫にとっては天国のような気候です。完全に侵入を防ぐことは難しくても、適切な対策を取っていれば、被害も最小限に抑えることができるでしょう。

害虫対策は、おうちのメンテナンスの役割も果たしますから、常に衛生的な住まいを意識して、快適な生活を送れるようにしておきたいものです。

 

 

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