外壁塗装でよく起きる4大トラブルと対処法

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起きてはほしくないですが、外壁塗装業者さんとのトラブルは年々増加の一途を辿っています。白蟻駆除や不動産などもトラブルの多い業界の一つですが、特に被害が広がっているのが外壁塗装なんです。

もしもトラブルに巻き込まれたらどうすれば良いでしょうか?業者さんとお客さん個人で話し合いするという方法もありますが、解決まで話し合うのはなかなか大変な作業です。最悪の場合は訴訟にまで至るケースもありますが、実際は多くの方が泣き寝入りをしてしまっているのが現状なのです。

このようなトラブルには適切な対処法があります。そして、できることならトラブルは未然に防いでおきたいもの。ここでは外壁塗装でよく起きる4大トラブルとその対処法を見ていきましょう。

トラブル1:しつこい営業

しつこい営業はほんとに嫌ですよね。営業マンは必死なのかもしれませんが、頼む側としては、しつこく営業されればされるほど、むしろその会社に頼みたくなるなるものです。

img 外壁塗装のしつこい営業

しつこい営業の原因

「ちょっと見積もりを聞きたかっただけなのに…」「見積もりが無料だと書いてあったから…」
そんな軽い気持ちで見積もりをもらったら、それから毎日のようにしつこく営業された、そんな経験をお持ちの方も多いことでしょう。なぜ外壁塗装業界では、しつこい営業がまかり通りのでしょうか?

住所が知られている

他の業種と違うのが、見積もりをしてもらった時点ですでに家の場所が分かっているという点です。外壁塗装の正確な見積もりは、家に来てもらって「外壁診断」をしてもらう必要があります。すると当然、家の場所は業者にバレてしまっています。

家まで来られる

不動産や化粧品・健康食品などのDMも面倒ですが、それでも家まで来られることはまずありません。しかし外壁塗装の場合は、営業マンが家にやって来ることが多く、なかなか無視するわけにもいかないケースがあります。

人の良い方であれば特に、「せっかく何度も来てくれたんだから」「いい人そうだし」などという理由から、ついつい契約してしまう方も多いんです。

しつこい営業の断り方

そんなしつこい営業の、正しい断り方をお教えします。

きっぱり断る

img 外壁塗装の断り方

営業マンの立場から見ると、きっぱりと断らない方は「可能性アリ」だと判断されます。普段の人間関係なら、きっぱり断ることで気まずい関係になることを避けるために、遠回りな言い方で断ることもできるでしょう。

しかし相手がしつこい営業マンの場合は、そういった気遣いは不要です。むしろ、営業マンの方も、すすめていいのか悪いのか、判断しにくいということもあるでしょう。あなたのためにも、そして営業マンのためにも、きっぱり断るのが1番良い方法です。

電話に出ない・ドアを開けない

何度も電話をかけてこられたり、チャイムを鳴らされると、なんとなく居心地が悪くてつい出てしまう方もいるでしょう。しかし、電話も何回かけても出なかったら、もうかけてこなくなります。

もしできるなら、着信拒否設定をしてしまいましょう。チャイムを鳴らされても、居留守で無視しましょう。何か悪い気もしますけど、相手もあなたの拒否の意思を受け取るはずです。

第三者に断ってもらう

どうしても自分で対処することが難しいという人もいることでしょう。わかります、私もその一人でした。そういう人の良い人の場合、いったいどうすればいいのでしょうか?

実は、とってもおすすめの方法があります。それが「第三者に断ってもらう」という方法です。というのも、相手はあなたを狙って営業しているわけで、まず別の人物が対応するとそれだけで身構えるはずです。

そのうえで、第三者にきっぱりと断ってもらえれば、それで終わりです。あなたが気まずい思いをすることもありません。

最初に断る

「名刺だけでもお願いします」
「資料だけ置いていきます」
このように、断りにくい提案をしてくる営業マンもいますが、これを真に受けてはいけません。最初に断りにくい小さな要求を通して、後に契約まで結びつけるような手法を「フット・イン・ザ・ドア・テクニック」と呼びます。

名刺だけなら…資料だけなら…無料だし…それがあとで取り返しのつかない事態の幕開けになるんです。こういう小さな提案も、最初から必ず断るようにしましょう。

トラブル2:手抜き工事

外壁塗装の手抜き工事

手抜き工事なんて自分には関係ない、そう考えていませんか?そういう方には、「手抜き工事か適切な工事か判断できる」か、自問自答してみてください。

例えば飲食店などでは、なかなか手抜き(料理)は起きにくいものです。というのも、見た目や味で誰にでも手抜きか判断できるからです。しかし外壁塗装に関して、どうやったら仕上がりの出来を判断できるのでしょうか?

手抜き工事されるとどうなる?

塗装を手抜きされても、直後はほぼ異変は感じられないでしょう。手抜き工事の怖さは、空手バカ一代の「三年殺し」のように、忘れた頃に被害が発生するところです。

塗装で手抜きされると、しっかり工事された時に比べて早く塗装が剥がれます。だいたい、2〜3年ほどしたら、塗装(塗膜)が剥がれたり、汚れたり、そしてひび割れが発生します。早い場合は1年ほどでこのような症状が出るというのですから恐ろしいですよね。

もちろん、上記のような手抜き工事の症状が発生したら、再び塗装をお願いしなくてはなりません。しかも「手抜き工事を証明」することは非常に難しいので、手抜きをした塗装業者に責任を求めるのも実際は難しいでしょう。安くない買い物を間を置かずに二度もやらなければならないのは、非常に痛手です。

外壁塗装業界で手抜き工事が多発する理由

1 バレない

外壁塗装は、一般的に「下地塗り」、「中塗り」、「上塗り」と三回に分けて塗装します。ちなみにこれを「三度塗り」と呼びます。しかし、実際問題「三度塗り」したのか「一度塗り」だったのかは、私たち依頼者側にはわかりません。この「素人には分からない」というところに、手抜き工事の余地があるんですね。

2 手間や原価が安くなる

三度塗りをせずに二度塗りで済ませたとしましょう。すると当然、塗料の原価を抑えられますし、工事の手間も減らすことができます。特に安売り「だけ」をウリにしている業者さんの場合は、自ずと値下げ圧力がかかりますから、手間を減らしたり原価を抑えたりする誘惑にかられる恐れもあります。

手抜き工事の種類

1 塗料を水で薄める

塗料には水性や油性、油性があり、アクリルやウレタン・シリコンやフッ素など複数の種類に分かれています。しかし分かりやすく言えば塗料は「絵の具」のようなものと考えて良いでしょう。この塗料は水で薄めて使うのですが、この薄める比率を正しく使っていないこともあるのです。

分かりやすく言えば、規定量以上の水を入れて薄めて塗料を作っているわけです。これももちろん原価を安くする効果がありますが、塗料の機能を著しく引き下げる可能性があります。

2 下地処理をしない

塗装工事では、一般的に下地処理をしてから塗装作業に入ります。もし下地処理をしないと、塗料を均一に塗ることができないので、短期間で塗料が剥がれてしまう原因になります。しかし下地処理をしなくても、上から塗料を塗れば、我々一般人には見分けはつきません。

3 三度塗りしていない

外壁塗装の三度塗り

塗りの回数も、素人目にはまったく判断がつかない厄介な手抜きです。たとえ業者さんが「三度塗り」をしたと言っていても、実は「二度塗り」だったということは十分ありえます。

塗りの回数を減らせば、原価も手間も減らせます。仮に外壁全てではなく、外壁の一部を三度塗りしなかったとして、それに気づける人はまずいないでしょう。

4 十分に乾燥させずに次の工程へ進む

先程、外壁塗装には複数の工程があることを説明しましたが、それぞれの工程の間には十分な乾燥が必要な場合があります。しかし不十分な乾燥のまま次の工程へ進むと、塗膜の浮きやひび割れなどの原因になります。これも私たちには分かりにくいですが、立派な手抜き工事の一つです。

手抜き工事の見抜き方

正直に言って、手抜き工事を全て見抜くことは不可能に近いでしょう。しかし、一般的に以下の方法で手抜き業者を見破れます。

1 足場の設置が不十分

近所で外壁の塗り替え工事をやっていたらぜひ見てみて下さい。おそらく家の周りにしっかりと足場が組まれているのが分かるかと思います。実はあの足場、組むのにも時間やコストが結構かかるんです。

そのため、手抜きをする業者さんの中には、足場を適当に(簡単に)組んだだけで工事にとりかかる業者がいるんです。足場がないと安全面でも良くないですが、丁寧な仕事もできないため、当然塗装の品質を著しく下げることになります。

2 養生が不十分

img 外壁塗装の養生

養生というのは、工事をするときに建物が汚れたり傷ついたりしないように、シートやテープで建物を保護することです。この養生の行程をしっかり行わないと、あとで大変です。

細かな傷や汚れは、目が届かないところについていることが多く、工事直後には見落としがち。そのため、かなり時間が経ってから気づいても、対処してくれるかわかりません。

この養生作業も、手抜き工事をする業者さんは省いてしまう恐れがあります。養生をしないと手間を省けますが、その分丁寧な仕事をしていないという証拠です。もし自宅に外壁塗装の業者さんが来たのに、養生をせずに工事を始めたら、必ず養生をするように伝えましょう。

3 外壁の洗浄が不十分

外壁塗装をする前に、必ず外壁についた汚れをしっかり落とす必要があります。外壁は、遠くから見てもわかりませんが、近くで見るとかなり汚れがついているのがわかります。

しっかりした業者さんは、洗浄をしてこの汚れをきちんと落としてから作業に入るはずです。洗浄を十分に行わない業者さんは、手抜き工事をするかもしれないと考えて良いでしょう。

4 雨の日の工事

あまり知られていませんが、外壁塗装は湿度が高い日に作業はできません。ましてや雨の日に作業してはいけないのです。

頼んでいる方も、早く作業してほしいのであまり気にしない方もいますが、将来のことを考えると、悪天候の日に無理に塗装するのは、うまく塗料を塗ることができませんので、必ず晴天の日に作業してもらうようにしましょう。

手抜き工事の防ぎ方

手抜き工事を「見抜く」ことよりも、もっと重要なのは、そんな手抜き工事を未然に「防ぐ」ことではないでしょうか。ここでは外壁塗装の手抜き工事を「防ぐ」方法を解説します。

1 見積金額が安すぎる

エステナでは「見積金額が安すぎる」業者さんに注意してほしいと思っています。というのも、もちろん経営努力や職人さんが培った技術によって見積金額を安くできているケースもあると思いますが、

値下げだけをウリにしている場合、どうしても値下げ圧力がかかってしまうので、上記のような手抜きの誘惑に負けてしまう原因になるからです。どのようなサービスでも「適正価格」というものがあります。

複数の業者から見積もりを集めるのは大事ですが、くれぐれも安いからという「だけ」で業者を選ばないようにしましょう

2 挨拶をしっかりしない

挨拶をしないことだけで、必ずしも手抜きをすると断定はできません。しかし、教育が行き届いていないことは断定できます。実は、外壁塗装の手抜きの多くは、職人さんの「倫理観」によって防ぐことができます。

例えばこまかい部分の塗装作業は、たとえ近くで見ていても手抜きの判断ができません。こういった職業倫理は、日頃の徹底した教育で培われていくものです。

我々エステナは、挨拶ができることと手抜き工事をしないことには、強い相関関係があると考えています。逆に言えば、挨拶をしっかりしてくれる業者さんは、手抜きもしない可能性が高いと考えて良いでしょう。

トラブル3:追加費用

img 外壁塗装の追加費用

見積もりがいかに安くとも、工事のあとで法外な追加料金が発生しては意味がありません。ここではそんな卑怯な「追加費用」について説明します。

追加費用とは

外壁塗装の業界では「無料見積もり」が一般的です。確かに、いくらかかるか分かりにくいサービスですし、金額も大きいので、見積もりをもらえるのはありがたいものでしょう。しかし、その見積金額になかった金額を、工事後に請求されるというケースが頻発しています。

そもそも追加費用は発生するものなの?

普通は追加費用は発生しません。もし追加費用が発生するなら、見積もりの意味がありませんね。もちろん、工事中に想定していた以上のコストがかかることだっていくらでもあります。

しかしそれを後からお客さんに請求するのは基本的にNGです。外壁塗装について知り尽くした業者さんなら、そういった費用も想定して見積もりをしているはずなんです。

どうしても追加費用が発生するケース

確かに、どうしても追加費用が発生してしまうケースもあります。例えば、壁や外壁をめくった時に、雨漏りやカビなどで想定以上に傷んでいた場合などです。しかしそれでも、不意打ちで追加費用を請求するのはおかしいでしょう。

「こういう理由で追加費用が発生しますが、どうしますか?」
と、事前に相談があって然るべきです。後出しジャンケンのように追加費用を請求してくる業者さんはおかしいと考えましょう。

追加費用の防ぎ方

そんな追加費用ですが、以下のポイントを守れば発生を未然に防ぐことができます。

1 まず契約書と見積書をしっかり読む

このようなトラブルに巻き込まれる方の共通点の一つが、契約書や見積書をよく読んでいない、というものです。当然、大前提として、追加費用を請求してくる業者さんの態度には問題があります。

確かに、小難しい表現の多い契約書を一から十まで読み込むのは面倒なものですが、しかしそれでも、しっかり読んでおくことは大人としての義務だと捉えて下さい。

ちょっとした買い物なら、別に契約書などは読み飛ばしても良いかもしれません。それほど損害もないでしょう。
しかし外壁塗装となると、金額も大きいですし、何より大事な家のことです。あとで「よく読んでいなかったから」というのはよくありません。

2 契約書や見積もり書の内容を比較する

外壁塗装を依頼するときには、いくつかの業者さんを比較するようにしましょう。その時、ただ「値段」だけを比較する人がいますが、それでは落とし穴にはまってしまいます。

先ほども言いましたが、見積金額が安すぎる業者さんは、手抜き工事や追加費用などのトラブルの原因にもなりかねません。金額ではなく、その内容を見比べるようにしましょう。

同じ外壁塗装の見積もりなら、その項目もだいたい同じなはずです。もしA社にはあってB社にはない項目や、それぞれに大きく値段が異なるものがあれば、そこをしっかり納得できるように、業者に問い合わせてみましょう。自分が納得する前に、契約を結んではいけません

トラブル4:ご近所さんとの騒音トラブル

外壁塗装のご近所さんとの騒音トラブル
意外にもよくあるトラブルの一つが、ご近所さんとの騒音トラブルです。普段から仲良くしていれば、外壁塗装の工事期間中も理解を示してくれるでしょう。しかしクレームを言う人は近所に1人や2人はいるもの。

騒音だけでなく、塗料によっては臭いが気になることもあるかもしれません。そうならないように、以下の項目をチェックしておいてください。

挨拶回りでトラブルを未然に防ぐ

コミュニケーションに気を配る塗装業者さんであれば、工事前に近隣の方々に挨拶回りをしてくれます。不思議なことに、顔を知っているのと知らないのとでは、クレームの確率に大きな差が出るという研究結果もあります。

つまりそういった塗装業者さんの気配りで防げる問題なんですね。もし自分で業者さんを探すときは、最初にご近所への挨拶をしてくれるかどうか、確認しておきましょう。

もし騒音トラブルが起きたら

ご近所へ挨拶に回り、そして騒音に気を付けて工事したとしても、どうしてもトラブルになってしまうことはあります。そういう時はどうしたらいいのでしょうか?まず、何はともあれそのお宅へうかがって、場合によっては謝ることが必要かもしれません。

もちろん悪いことはしていないのですが、その方にとっては迷惑だと感じたのであれば、不快な思いをさせてしまった点については謝罪の気持ちを示しましょう。その時に、かしおりを持っていくことも忘れずに。

また、しっかりした業者さんであれば、代わりに謝罪に行ってくれます。「もし騒音トラブルになったら?」どういう対処をしてくれるのかも、あらかじめ塗装会社さんに確認しておくことが大事ですね。

こういったアフターフォローの充実している会社さんが、長年地元で愛されています。逆に「うちは塗料を塗るだけ」だというような態度の会社さんは、もう頼みたくはないですよね。

トラブルにならない業者の選び方

さいごにエステナがおすすめする業者の選び方を説明します。

自社施工なら大丈夫なの?

よくホームページやパンフレットで「うちは完全自社施工だから安心」というキャッチフレーズを見かけますよね。ちなみに自社施工というのは、工事を受注した業者が施工をする体制のことです。

一概には言えませんが、大手のハウスメーカーやリフォーム会社さんなどの場合、工事を下請けの塗装専門店や工務店さんなどに丸投げするケースがあるようです。塗装職人さんのコントロールが疎かになると、手抜きなどのトラブルの原因になるケースもありえます。

しかし、必ず自社施工なら良い塗装ができて、自社施工でない場合はダメかというと、そう単純な話ではありません。確かに自社施工の場合は、実際にお宅に伺って作業する職人さんもしっかり管理できるため、品質が安定する可能性が高いのは事実です。実際に「10年保証」などの長期保証や、アフターフォローが充実している会社さんが目立ちます。

一方で、大手のハウスメーカーさんやリフォーム会社さんなどは、専門店にはないメリットがたくさんあります。例えば塗料や工具などの資材をいっぺんに購入することで原価を安く抑えたり、またまったく知らない会社さんに比べると安心感もありますよね。

第三者の意見を参考にしましょう

外壁塗装の第三者の意見
結局、どんなウリ文句を自社で言っていても、それはすべて「自称」ということになります。自社のサービスのことを悪く言う会社はないので、自分たちで宣伝していることを鵜呑みにしてはいけないのです。

エステナのおすすめは、第三者の意見を参考にするということ。例えば当サイトのような、いくつかの審査基準を設けて業者さんを選別して紹介しているサイトの情報は大きなヒントとして使っていただけます。また口コミの情報や、実際に利用した知り合いからの紹介も、トラブルに巻き込まれない有効な方法です。

もし自分で選ぶのが難しいという場合は、エステナ編集部が業者さん選びをお手伝いいたします。もちろん無料ですので、これまで外壁塗装で失敗した方や、良い業者に任せて満足のいく工事をしたい方は、お気軽にお問合わせください。

まとめ

  • トラブル1:しつこい営業は、第三者に代わりに断ってもらいましょう
  • トラブル2:手抜き工事は、教育の行き届いた会社に任せることで防ぎましょう
  • トラブル3:追加費用は、契約書と見積書の内容を他社と比較しましょう
  • トラブル4:ご近所さんとの騒音トラブルは、事前のあいさつ回りで防ぎましょう
  • 第三者の意見を参考にしましょう

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