シロアリ被害に遭わない家の意外な共通点とは?

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シロアリの被害に遭っている家を見てみると、共通点があることも多いです。

全てではなくても、シロアリ被害に遭いやすい状況において、共通していることがあります。

その共通点を知って改善していくことによって、シロアリ被害を予防することができます。

そこで今回は、シロアリ被害に遭いにくい家について知っていきます。

シロアリ被害に遭いにくい家の共通点を理解するにあたっては、逆にどのような家がシロアリ被害に遭いやすいのか、その共通点を知っていくと早いです。

1. シロアリに被害に遭いやすい家の特徴

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1-1. 床下が低い

シロアリ被害に遭っている家は、えてして床下が低いことが多いです。

床下の空間が狭いと、風が通りにくくなります。シロアリは、空気の動きに弱いという特徴を持っています。

そのため、風の通りが悪くなっているような低い床下は、絶好の棲家となります。

建築基準法の観点から考えても、床下は40cm以上あることが必要です。

1-2. 床下の換気口が基準より少ない

建築基準法によると、5mごとに300平方cm以上の換気ロをつけなければなりません。

この換気口の数が少ない家だと、やはり床下の空気の流れが悪くなって、シロアリが発生してしまいます。

1-3. 押入れがカビ臭く、ジメジメしている

シロアリは湿気の多いところを好みます。

特に押入れにカビが生えているような場合には、シロアリが出てきやすくなります。

カビがシロアリの直接の原因ではありませんが、そもそもカビは湿気の多いところに発生するためです。

1-4. 雨漏りがあって、壁や柱の水分量が多くなっている

雨漏りのある家も、シロアリが発生しやすい共通点です。

雨漏りをしていると、柱や床など、木材に水分が多く含まれます。

すると、シロアリが狙いやすくなります。

室内にいて雨漏りに気づかなくても、壁にヒビが入っていて、そこから内部が侵食していることがあります。

1-5. 家の近くに川や池がある

家の近くに川や池がある場合、地下水位が高い土地だと考えられます。

すると、地盤にもともと含まれる水分量が極めて多くなります。

床下の地表から上がってくる湿気が多くなり、シロアリが好む環境となってしまいます。

1-6. 家の周りに木材を置いている

建物の周囲に木材が放置してある場合は、非常に危険です。

というのも、木材が地面に直接触れていると、土の中にいたシロアリが、そのまま外気に触れることなく、木材へ到達することが可能になるからです。

そして、木材から建材へとたどり着き、徐々に家の内部へと侵入していきます。

1-7. 木製の門扉や枕木が使われている

門扉や柵が、金属製ではなくて木製であるような場合、シロアリが近づきやすくなります。

それこそ、地面から直接に門へと達することができます。

特に門から玄関への通路に、敷石のように枕木を敷いている家があります。

確かに見た目的にはぬくもりがあってお洒落ですが、シロアリの観点からいうと、非常に危険です。

地面から門、門から家へと、シロアリの侵入経路を自ら構築してしまうことになります。

1-8. 庭にたくさんの植木や鉢植えを置いている

庭の面積に比して、たくさんの植木や鉢植えが置かれている場合にも、シロアリを招待しやすい環境だと言えます。

特に壁の周りを覆うように鉢植えを置いている家は多いです。

こういった場合、水やりの際に毎回、多くの水が家の周囲の地面に降りかかります。

すると必然的に、家の周りの地面に含まれる水分量が多くなって、シロアリに家を包囲される、なんてことも起こりえます。

2. シロアリに被害に遭いにくい家の共通点

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上記のような共通点が、シロアリ被害に遭いやすい家にはあります。

つまり、シロアリ被害に遭いにくい家は、以上の条件に当てはまらない家です。

以下のような共通点に当てはまる家が、シロアリ被害に遭いにくいと言えます。

・床下に充分な空間がある

・床下の換気口が適切に設置されている

・押入れが清潔でジメジメしていない

・雨漏りがなく、壁にヒビが入っていない

・家の近くに川や池がない

・建物の周囲に木材が放置されていない

・門扉は金属製で、枕木ではなく敷石を置いている

・庭には適度な量の植木や鉢植えがある

3. シロアリ被害に遭いにくい家の意外な共通点

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3-1. コンクリートの家も危険

シロアリ被害に遭いやすい家は、やはり木造住宅であることが多いです。

木造住宅ではない家、鉄筋コンクリートの家などのほうが、確かにシロアリ被害には遭いにくいです。

ただし、木造住宅でなければ全くシロアリ被害に遭わないのかというと、そういうわけではありません。

シロアリは木材だけを餌とするのではなくて、コンクリートを食べることもあるからです。

3-2. 築年数より重要な構造の違いによる被害率

シロアリ被害に遭いやすい家として、築年数を主張する業者はかなりいます。

確かに、シロアリ対策としては、築5年を目安に行ったほうが良いとされています。

ただ、この築年数だけを考えるのは間違いです。

他にも注目すべきポイントはたくさんあります。

たとえば、住宅の構造です。

「布基礎構造の住宅」と「ベタ基礎構造の住宅」でシロアリの被害率は変わってきます。

国土交通省補助事業「シロアリ被害実態調査報告書(http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/jutaku-kentiku.files/kashitanpocorner/index-items/shiroarireport.pdf)」によれば、構造別のシロアリ被害率は、「布基礎+土壌」→「布基礎+土間コンクリート」→「布基礎+シート」→「ベタ基礎」の順で低いと発表しています。

つまりシロアリ被害に遭いにくい家の構造上の共通点としては、「ベタ基礎」だと言えます。

布基礎構造の家がなぜ被害率が高いかというと、「床下が低い」、「風通しが悪い」、「地盤からの湿気が多い」といったシロアリが好む条件を満たしていることが多いためです。

最近は、昔よりむしろシロアリの好む家が多くなっています。

というのも、昔にあった古民家作りの建物は、「玉石基礎」、「高い床下」、「クリの土台」など、シロアリが苦手な状況があったためです。

3-3. シロアリに被害に遭いにくい土地

家の構造など、建物だけではなくて、土地にもシロアリに遭いにくいものがあります。

これについても、シロアリ被害に遭いやすい土地を知っておくことが、遭いにくい土地を知ることにつながります。

たとえば、元々湿地帯だった土地に家を建てていたり、近くに川や池、田んぼがある家は、シロアリ被害に遭いやすいです。

シロアリの性質として、乾燥や光に弱い、というのが挙げられます。

そのため、「光が当たりにくい」、「風の通りが悪い」、「湿気が多い」など、こういった条件を備えている土地の場合には、シロアリ被害が発生しやすくなります。

逆に「火の光が良く当たる」、「風が良く通る」、「夏でも涼しくジメジメしていない」など、このような共通点がある土地に建つ家は、シロアリ被害に遭いにくいと言えます。

3-4. シロアリ被害に遭いにくい家の習慣

習慣についても、シロアリ被害に遭いやすい家、遭いにくい家の共通点があります。

シロアリ被害に遭いやすい習慣がない家が、遭いにくい家だと言えます。

■シロアリ被害に遭いやすい習慣

・水廻りの掃除が不充分

・玄関がタイル面で、水洗いをすることが多い

・壁や床、天井の雨漏りをそのままにしている

・押入れの換気をせずに湿気が溜まっている

・家の周りにいらない木材を放置している

・庭の木や柵のメンテナンスを怠っている

以上のような共通点に合致しない家が、シロアリ被害に遭いにくい家です。

特に水廻りのメンテナンスが充分にできている家は、シロアリ被害に遭いにくいです。

4. シロアリ被害に遭わない家の意外な共通点についてまとめ

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シロアリ被害に遭わない家の共通点は、やはり被害によく遭っている家の共通点を知ることで理解できます。

シロアリ被害に遭っている家の特徴の逆張りをすることで、シロアリ被害を的確に予防することができます。

特に湿気や日陰はシロアリが好みます。

風通しを良くして湿気を溜めないようにして、光をよく当てることが重要です。

家の構造や土地など、こういった要素もシロアリの被害率を左右します。

家を購入する際には、このようなポイントも考慮すると間違いがありません。

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