梅雨の時期だけじゃない!? 夏のシロアリ対策の基本

ひまわりの画像

木材の中に蟻道を作り、大切な家の床や柱をボロボロに食い散らすシロアリにとって、湿った木材は大好物です。

なんと言っても、柔らかく、食いつきやすいので、蟻道が作りやすいのですから。

ですので、雨が多く湿気の多い梅雨は、シロアリにはとても過ごしやすい時期です。

家をシロアリの被害から守り、長持ちさせるためには、夏にシロアリがよりつきにくい環境作りがポイントになってきます。

床下の湿気対策(「床下調整剤」「床下換気扇」「床下に石灰を撒く」など)をとったりする手もありますが、一度、シロアリが巣(コロニー)を作ってしまったら、完全に駆除することはかなり困難と言われています。

夏は、シロアリを発見しやすい季節

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シロアリは、日光や乾燥を嫌うので夏になれば、湿気の多い梅雨に比べれば活動が鈍くなったり、数が減るかというと残念ながらそうではありません。

いったんコロニーができてしまえば、シロアリは年中活動しますし、種類によっては、夏場に新たなコロニーを作るシロアリもいます。

日本で多く見られるシロアリは、「ヤマトシロアリ」「イエシロアリ」「アメリカカンザイシロアリ」の3種類です。

そして、この中の「イエシロアリ」は、九州・四国の沿岸部、西日本の太平洋側沿岸部を中心に分布していて、6~7月に羽アリが発生します。

羽アリとは、コロニー内にシロアリが増えすぎてしまったときに、数のバランスを保つため、他の場所に新しいコロニーを作るために飛び立ちます。

「イエシロアリ」の場合は、この飛び立つ時期が6~7月なのです。

普段は木材など家の奥に巣を作って活動しているため、姿を見ることは少ないシロアリですが、羽アリは外を飛び回るので見つけやすくなります。

そして、この羽アリが飛んでいるのを見つけたら、近くにシロアリのコロニーがある、または、近くにコロニーを作ろうとしている証拠なのです。

夏は蚊や蛾など、外を飛ぶ虫が多いので、羽アリを確認するのは難しいかもしれません。

また、家に害を与えることはないクロアリもいます。

見分けがつきにくいですが、前後の羽の大きさが違います。

前の羽が大きいのがクロアリで、ほぼ同じ大きさなのがシロアリの羽アリです。

シロアリの羽アリを見つけたら、梅雨が明けたからといって油断することなく、シロアリのよりつきにくい家の状態をキープするように心がけましょう。

羽アリを見つけたら~シロアリ対策の基本10

部屋干しの画像

①  部屋の除湿をこまめに行いましょう。

夏場も夕立やゲリラ豪雨など、案外、雨が多いので窓を開けての換気ではかえって湿気を室内に入れてしまう場合があります。エアコンの除湿機能や除湿器などを使用するほうがいいでしょう。

②  エアコンのフィルターはこまめに掃除したほうがよいですが、その際、中に水分が残らないように気をつけましょう。

運転を止める前に、除湿・冷房から送風に切り替えると内部を乾燥させることができます。

③  キッチンの換気扇は、料理をするとき以外もなるべく回しておきましょう。

特に食器を洗うときなどは湿気がこもりがちなので、換気扇を回すように心がけてくださいね。

④  家具と壁の間に隙間を作っておきましょう。

また、カーテンやドアの開閉は頻繁にするようにし、空気がなるべく動くようにします。

⑤  洗濯物の室内干しはやめましょう。

外に干せないときは、できれば衣類乾燥機を使い、その際も換気扇を回すようにします。

⑥  やむ得ず室内干しをする場合は、少なくとも最初の2~3時間は外に干すようにしましょう。

途中で出かけるから、と最初から室内に干すのではなく、出かけるまでの時間だけでも外干しにしてくださいね。

⑦  室内干しする場合は、エアコンや除湿器の近くに干す、さらに扇風機やエアコンの風が当たるような場所に干しましょう。

⑧  畳の部屋がある場合は、こまめに掃除をしましょう。

掃除機をかけるだけでなく、ときにはかたく絞った雑巾で拭き掃除し、最後には必ず乾拭きをして、畳に湿気を残さないようにしましょう。

⑨  屋外用の物置や、ガーデニングの用具、自転車、三輪車などの乗り物、いずれ捨てる予定の粗大ごみなど、戸建ての家の外にはさまざまな物が置いてあります。

これらのものが床下の通風口、換気口をふさがないように注意しましょう。

⑩  屋外、特に家の近くに、廃材や発泡スチロールなどを置きっぱなしにしないようにしましょう。

近年は、保冷のための発泡スチロールの箱の使用が多くなってきているので、その空き箱が家の外に放置されていることも少なくありません。

これらは、シロアリの恰好の棲家になってしまうので、きちんと処理するようにしましょう。

夏だから気をつけるということではなく、年間を通してこれらのことは気をつけなければいけないことです。

特に室内干しなどは、天気の変わりやすい夏には案外してしまいがちなので、今回ご紹介したシロアリ対策の基本を参考にして湿気がたまらないようにしてみてください。

「夏だからこそ気をつけたい」3つのポイント

庭の画像

シロアリの被害に遭いやすい家には、立地や構造に問題がある場合が多いですが、住んでいる人の使い方によって、シロアリ被害の危険性を高くしてしまうことがあるのです。

年間を通して言えるのは、水回り(台所・風呂・洗面所)などの掃除が不十分なことや、押入れの換気が不十分なこと。

などですが、特に夏場に問題になりがちなで気をつけたいポイントが3つあります。

家の周りで水を使い、濡れたままにしている

家の周りで水を使い、濡れたままにしているということがあります。

真夏には、少しでも涼をとるために、庭先で水打ちをしたりすることがあると思います。

それは、日本の美しい習慣なのですが、庭が水びたしになるほどの量の水をまいてしまうと、必要以上の湿気が発生してしまい、シロアリにとって住みやすい環境を作ってしまっているんです。

家の周りに不要なもの(特に木材など)を放置している

庭付きの戸建の場合は、夏に庭でバーベキューをしたり、簡易プールを出して水遊びなど、戸建ならではの楽しみがありますが、後始末は面倒で大変です。

バーベキューの後はさまざまなゴミも出ますし、使いかけの薪が庭に放置されたり、バーベキューの道具も庭に置いておくことも多いですよね。

プールでの水遊びでも、庭先が水びたしになってしまうこともあり、これらはシロアリにとっては好都合な湿気の多い環境となってしまいます。

雨漏りの後をそのままにしている

梅雨の長雨や夏の夕立、台風、ゲリラ豪雨などで雨漏りをしてしまった場合、それほどひどくないと、ついそのままにしてしまいがち。

ですが、天井や壁に部分的にひどく湿気を含む部分ができてしまいますので、そこはシロアリの巣窟になりかねません。

まとめ

すいかの画像

今回は、夏のシロアリ対策についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

明らかに湿気の多い梅雨に比べると、夏場はシロアリに対する警戒も薄れがちです。ですが、決して安心できません。

夏は、住む人の工夫や心がけによって、シロアリにつけこまれる隙を与えない環境に近づけることも可能な季節でもあります。

必要以上に湿気を増やさないように、夏にはつきものの水の使い方に注意し、シロアリを繁殖させないよう対策を行いましょう。

また今回ご紹介したシロアリ対策は、おうちを長持ちさせる重要ポイントでもあります。

しっかりシロアリ対策を実践していきましょう。

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